ケーキコム
生菓子と焼き菓子は常時何種類くらいありますか?

宮川シェフ
生菓子は25種類くらいで、焼き菓子も25種類くらいですね。

ケーキコム
ポッシュさんのケーキは華やかですね。

宮川シェフ
そう言って頂けるとうれしいです。
そこは一番大事にしたい部分で、オーバーデコレーションとかいう意味合いではなくて、スタッフにはよく言ってるし、自分も思うんですけど四角いケーキは四角で、丸いケーキは丸くとか、当たり前の事ですね。セロハンひとつ、葉っぱひとつそういう完成度を大事にしていきたいと思います。
それが、コンクールで培った部分でしょうか。目立たない部分って言うかそういった部分とかまで丁寧に作ることでしょうか。

ケーキコム
お店独自のイベントはされますか?

宮川シェフ
イベントは、今後充実させていきたいと思います。
でも、イベントだからと言ってやるよりも、日々来ていただくお客様の満足度を上げていきたいと思います。

日々それが出来れば、イベント的には自然と来て頂けるだろうし、いつも買っているショートケーキが美味しいからバースデーケーキを買って頂けるという考え方です。イベントありきと言うよりも一日一日のほうが大事かなって思います。

お客様がうちに求める部分と私が思う違う部分なのかなって思うんですよね。
安いから行こうとかじゃなくて、普通に来て頂いて、そういうお客様が晴れの日に使って頂けるような商売人にしてはどうかなって思うんですけどね。
食べたいから来て頂く、好きだから来てもらえるという事でいいんじゃないかなって思うんです。それがまた、ありがたいなって思います。

ケーキコム
お菓子作りのこだわりとかは?

宮川シェフ
お菓子に対するこだわりってのは、ちゃんと、きっちりとか言うんですかね。
ちゃんと泡立てるであったり、ちゃんと混ぜるであったり、ちゃんと焼くであったり、当たり前のことを大事にしたお菓子作りをしたい。

もちろん、いい材料と言うと高いとかじゃなくて、他店とかの差別化を図るときに
自分なりのお菓子感というのがあると思うんですよ。
皆さん、"僕はこういう材料でこういう物を作ったらこういう風になるんだよって部分"というのを大事にしたいし、流行りすたりで消えるお菓子も絶対出てきますけど、「でもこれって本当に美味しいよね」というものは続けてやりたいなと思います。

本当に私は基本がベースだと思ってます。それなくして応用はないですね。
人とかもそうです。挨拶も出来ないのにそれ以上の事は出来るのとか、掃除も出来ないのに、綺麗なお菓子を作れるのかって思います。

ケーキコム
今後お客様に召し上がっていただきたいお菓子とかは?

宮川シェフ
そうですね。
どちらかと言うと、もう少し気楽なものも作りたいと思います。
おやつ的なものというか安心して食べられる誰もが好きなもの。
新商品のというよりも、わざわざケーキじゃない部分で、手軽に気軽に飽きずに食べるようなものを作れたらいいなって思いますね。

手の込んだお菓子はいくらでも作れますが、基本をいかに大事に出来るかの部分で削ぎ落として出来上がるものと言うのはなんだろうとかですね。
プラスでなくてマイナスの部分で余計なものは省いて出来るもので、シンプルなものが出来上がってくると思うんです。
シンプルさを大事にしたいと思います。

ケーキコム
ポッシュさんのロールケーキは米粉を使われていますが?
これを作ろうと思われたのは?

宮川シェフ
きっかけは、シンプルな商品でしっとりしたロールケーキであるとか、ふわふわしたロールケーキであるとか甘さ控えめであったりとかそういう中で、何か差別化できない物はないのかなと考えて、米粉100%のロールケーキを作りました。
日本人に馴染みがあるものという部分もありますし、
食感も変わったというのもあります。

試作もかなりしましたし、満足いくロールケーキケーキが出来たと思います。
だから、たまに米粉のスポンジでバースディケーキを作ってくださいと言われるお客様もいらっしゃいますね。

このもっちりした感じがいいよねとか好評いただいております。
種類は「プレーン」、「抹茶」、あとは季節のロールケーキです。
季節によって苺だったり、マロンだったり、桃だったりとかです。

ケーキコム
アレルギー対応のお菓子もされていますか?

宮川シェフ
アレルギーに関しては卵がだめって言われるお客様にはパンナコッタとかミルフィーユとか卵を使わないカステラとクリームでやったりとかありますし、乳製品がだめな方はたとえばカステラだったり豆乳だったりそういった物で代用してます。

米粉のロールの生地を使ってやったりとかそういった部分でのすみ分けをしていますね。それで、ショートケーキが食べたいと言われれば難しい部分はありますけど、その素材が除去されている商品としては私としてはいいのかなってのはありますね。自分の知識ですればこれがベストなのかなって思います。
それをお客様がどう思われるかは難しい部分ではありますね。

ケーキコム
ウエディングケーキや引き菓子についてですが、されていますでしょうか?

宮川シェフ
もともとホテル出身なんで、得意とするところではあります。
ホテルでは、作ってセッティングをしたりと、多くやっておりました。
それを踏まえて、お話は出来ると思います。

人数ですとかご予算ですとか、まず、お話をさせて頂いて形にして行きたいと思います。
結婚式の一般的な流れとしては、だいたい半年前から式場を決めていきますが、披露宴の内容が決まるのが約1ヶ月、2ヶ月くらいですね。

参列者の締め切りが1ヶ月前くらいですので、それのタイミングでお話をされて、詰めていく形になります。1週間、2週間前にばたばた決めていくのもいかがかなって思いますし、そこは余裕をもってすすめていくのがいいのではないかと思います。

配達はしますが、カットは式場のほうにお願いせざる部分とお客様が了承していただけるか。状況に応じて、最初からカットした状態でデコレーションにした事もありますし、式場によっては持ち込み料、カット料等発生するところもあります。

今は、個性重視で人と違うことを好まれるお客様は増えていますね。
引き菓子もご相談レベルならかなり前から来られますし、余裕も持ってお話をされたほうがよろしいかとは思います。

数の変更は、数日前でも変更はききますが、大枠の予算であるとかイメージであるとかそういう話をする事によってお客様自体がもっと具体的なイメージが出てきたりとかもありますね。
いろんなお客様がご相談に来られますので、その中で出来るか出来ないのかという判断なりを、内容をお聞きする中で進めていきたいと思います。

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